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石材をつかった「立体彫刻」とは?その魅力を解説

石材をつかった「立体彫刻」とは?その魅力を解説

石への立体彫刻とは文字やマークを彫り込む作業とは異なり、立体的に見えるように細かな細工をした技法による彫刻のことです。
欧米の立体彫刻技術の普及により日本国内でも石への立体彫刻技術が普及し始めました。
特に暮石への立体彫刻でオリジナルな暮石を作ることが全国的に一般的になってきています。

立体彫刻といえばファントーニ


立体彫刻の手法を日本では「ファントーニ」「ファントーニ技術」「ファントーニ彫刻」などと呼ばれています。
ファントーニとはアメリカ国内シェアナンバーワンの総合石材会社「ロック・オブ・エイジス社(ROA)」の彫刻家アルチーデ・ファントーニ氏の名前に由来しています。
ファントーニ氏はイタリア出身の卓越した彫刻技術と芸術家の魂を持った真のアーチストと言われていました。
ペンシルベニア州のベトナム戦争戦没記念碑や、ニューヨーク州アルバーニのマーチンルーサーキング像など芸術性の高い多くの作品を残しました。
アメリカ大統領や多くの議員からも賞賛を受けています。
彫刻家として唯一、バーモンド・アカデミー・オブ・ザ・アート・サイエンス賞を受賞。
ケンタッキーカーネル賞を数回にわたって受賞するなど数多くの栄誉を受けた世界的なアーチストです。
このファントーニ氏の立体彫刻手法を多くの日本国内石材店が学び取り入れ、日本国内でも石の立体彫刻が普及されてきたのです。
もう一つの側面としてアメリカの「ストーリー・イン・ストーン」(石碑で物語を表現する)という文化は見落とすことができません。
それは家族・夫婦・地域などそれぞれの人生には独自の価値を持っているという価値観が存在していることです。
この考え方・技法はアメリカではすでに70年以上前から根付いており、日本でもこの価値観が普及してきたといえるでしょう。

 

石材による立体彫刻の種類


「ティファニー」

特殊なブラスト技法により小叩き・ピシャン・バーナー・サンド吹きなどの従来の梨地仕上げに比べてなだらかで均一な美しいブラスト面を作れる技法です。
この技法は撥水性に優れているため苔がつきにくいのも特徴です。
これだけでも日本の伝統的加工技術から見ても技術革新に当たる内容だと思います。

 

「カービング」

角の立ったシャープな深掘りが特徴です。従来は磨き面への深掘りしかできませんでしたが、特殊技法で梨地面にシャープな深掘りが可能となりました。ユリの花なども再現できます。
色合いは仕上げによって変化させているため塗料や薬品は使わないのも大きな特徴です。
そのため色褪せすることがありません。

 

「シェーピング」
梨地掘りの技法を用いて凹凸を付けた掘りでダイナミックな立体感が得られます。
従来のチッパー等の彫り込みと異なり、ソフトな石肌が見られます。
バラの花と葉のレトロな質感がとても良く、まさに年月と共により味わいが出てくる仕上げですね。

 

「特殊シェイプ」
シェービングの技術を発展させた技法でより深くダイナミックな立体感が得られます。
バラやユリなどによく使います。
花弁部濃淡の仕上がりや花びらの点々など、絵画のような仕上がりが実現できます。

 

「スクリーン」
ファントーニ技法にしか見られない模様掘りです。この技術には驚嘆です。

 

「ニューマチック」
ファントーニ技法の最高レベルの技法です。完全な立体彫刻などに使用する技法です。

 

石材の立体彫刻は素晴らしい


ファントーニの石の立体彫刻技術はとても革新的で素晴らしい技術だということがお分かり頂けたはずです。
現在の日本では墓石製作で用いられているのが大半です。
今後、建築やアートの世界で広くファントーニ彫刻技術による作品が登場することを期待したいです。
近い将来、日本人の感性・技術力によって昇華されより素晴らしいファントーニ彫刻が生まれるのではないかと考えています。

 

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